パーマをかけた後に痛いだけじゃなく、その痛みがジンジン続くのは、刺激の強いパーマ液がしみて、頭皮を溶かしている可能性があります。
パーマで頭皮に痛みを感じるのは、頭皮に炎症や傷があったり、乾燥していてヒリヒリしている、パーマ液のアルカリ性成分の刺激が強くて頭皮を溶かしているっていう可能性もあるんです。
パーマ液が頭皮に与える影響とそれぞれの対策方法を、わかりやすく紹介していきます。
パーマで頭皮に痛みを感じたことがある方も、これからパーマを検討しているという方も、一度読んでみることをオススメしますよ。
頭皮にしみて痛い?
パーマ液が頭皮に与える影響
パーマ液には、髪の毛のタンパク質に影響を与えるような強いアルカリ性の薬剤が使われているので、刺激がとっても強いです。
パーマ液には、髪の毛のたんぱく質のもとであるアミノ酸のシスチンが多く含まれています。
髪の毛の形を作っているシスチンの結合を切り離し、再度つなぎ合わせるときにロッドの形にクセづけることで、髪の毛がクルクルとカールするようになるんです。
特にパーマ液の1剤には、髪の毛のタンパク質を切り離す役割のあるアンモニア系の強いアルカリ性成分が含まれているので、頭皮には刺激が強く悪影響を与えやすいです。
私たちの頭皮や皮膚は、弱酸性ですので、アルカリ性成分は髪の毛だけじゃなく、頭皮や皮膚のタンパク質も分解するほどの刺激になります。
パーマ液の刺激が原因で、頭皮に炎症を引き起こす事もあるので、注意が必要なんです。
頭皮に痛みを与えるパーマ液とは?
パーマとは、1剤と2剤で構成されています。
パーマ液1剤は、髪の毛を作っているタンパク質を解きほぐして、パーマがかかりやすくする役割があります。
そしてパーマ液2剤には、髪の毛のタンパク質を再度くっ付け直して、形作る役割があります。
パーマをしたあと頭皮が痛いのは、パーマ液1剤に含まれているアルカリ性のアンモニア系の薬剤が原因になります。
なぜなら、このアンモニア系の薬剤は、タンパク質を分解するほどの刺激がある成分だからです。
頭皮は他の皮膚よりも敏感ですので、この刺激に負けてしまうことがあり、これが頭皮の痛みに繋がるんです。
「そんな危険な成分なら、使わなければいいじゃん!」
そう思ったあなた!
確かにそうなんですが、パーマ液の1剤はパーマのかかり具合、巻きの強さを左右するほど重要な役割の薬剤です。
なので、パーマをかける為には必要なので避けられません。
参考までに、パーマ液の1剤には以下のようなアルカリ性成分が使われてます。
チオグリコール酸アンモニウム、塩基DL-シスチン、強アンモニア水、臭素酸塩、過酸化水素など。
これらは、非常に刺激の強いアルカリ性成分で頭皮にダメージを与えてしまいます。
頭皮がジンジンして痛い時
パーマの施術後すぐに試してほしいこと!
痛みを感じたら、迷わず皮膚科へ行きましょう。
薬を処方してもらえば、ちゃんと治ります。
いくら病院で薬を処方してもらったとしても、治るまでには時間がかかるという方が多いようですが、くれぐれも、市販の痛み止めなどで我慢するのはやめましょう。
また、パーマした後は、弱酸性のシャンプーで頭皮を優しくケアしてあげてください。
大体の場合は、パーマをかけた後にシャンプーは避けてほしいと言われると思います。
でも、気にせずシャンプーをしてください。
頭皮はアルカリ性のパーマ液によってたんぱく質が分解されています。
その時にアルカリ性のシャンプーを使うと、逆に頭皮環境が悪化する可能性があります。
石鹸系のシャンプーがアルカリ性なので、石鹸系のシャンプーを使っている人はリンスやコンディショナーを使った後にもう一度シャンプーをしてください。
パーマをかけて頭皮に痛みを感じるのはどんな時?
5つの根本原因と対策
頭皮がジンジンしみて痛いのは、基本的にはパーマ液のアルカリ性成分が影響している事が多いです。
パーマして痛みを感じる時と、何も感じない時があるという場合もあるようです。
同じパーマなのに、痛い時と痛くない時があるのはなぜなんでしょうか?
こんな時は、パーマをかけるのは避けた方がいいかもしれませんので、参考にしてみてくださいね。
それでは、それぞれ具体的に解説していきますね。
パーマで頭皮が痛い原因① 生理や体調不良によって刺激に対して過敏になっている
女性の場合はとくに、生理や体調不良の時には、刺激に対して反応が過敏になりやすいです。
ホルモンバランスが乱れることでストレスを感じやすくもなるので、頭皮への刺激が強いパーマは、痛みを感じやすいです。
そのため、パーマをかけるときの体調を第一に考えるようにしましょう。
「今日は、パーマをかけるタイミングとしてどうなの?」と、自分に問いかけてみるといいでしょう。
パーマしてオシャレした後のスケジュールが楽しみなのも分かるんですけど、頭皮が痛い状態ではせっかくのイベントも思いっきり楽しめません。
対策は、体調を整えてから再予約!
体調が良くないときや生理のときには、パーマ液の刺激に過敏になりやすいので、また別の日に美容室をの予約を取り直しましょう!
パーマで頭皮が痛い原因② パーマ液にアレルギー反応がある
パーマ液は刺激の強い成分なので、アレルギー反応が出てしまう人もいます。
頭皮管理人が中学生のころ、パーマ液で頭皮がアレルギー反応を起こしてしまって、髪の毛が一部分ハゲてしまった友達がいました。
アレルギー反応を甘く見ないように!
今まで同じものを使っていたとしても、いきなりアレルギーになる場合もあるので注意です。
対策は、パーマ前にパッチテスト!
アレルギー反応をチェックする事が大事ですよね!
チェック方法は簡単で、パッチテストというチェック方法がありますので、毎回取り入れてもらうようにしましょう!
バッチテストはそんなに時間もかかりませんのでご安心を。
パーマで頭皮が痛い原因③ 頭皮の乾燥が進行している
お肌と同じように、頭皮も乾燥すると刺激に敏感になり、炎症の原因にもなりかねません。
頭皮は敏感な皮膚なので、もともと適度な皮脂で保湿され、守られています。
皮脂は、頭皮の臭いや脂漏性皮膚炎などの『頭皮の悩みを引き起こす原因』として知っている人も多いと思います。
ですが、皮脂の本来の役割は、頭皮を保護する保護膜です。
紫外線などの外部刺激から守ったり、頭皮の保湿効果もあります。
その皮脂を必要以上に落としてしまって乾燥すると、頭皮を保護できなくて痛みを感じることになります。
食器洗いなどをしていて手が荒れると同じことで、手も乾燥すると痛みを伴いますし、刺激にも弱くなりますよね?
塩を触るとジンジンしたりします。
対策は、頭皮のしっかり保湿!
頭皮の乾燥には、もちろん保湿が大事です。
ただ、保湿クリームを頭皮に毎日塗るワケにもいきません。
でも、今では頭皮の保湿を目的にしたアイテムも多数販売されていますので、色々と試してみるといいかもしれません。
パーマで頭皮が痛い原因④ 頭皮に傷・炎症・頭皮ニキビがある
簡単にまとめると、頭皮の傷口からパーマ液がしみて、頭皮に痛みを感じるケースです。
パーマを施術してからでは遅いですし、施術中に我慢できる痛みではないと思います。
対策は、美容師さんに相談もしくは通院しましょう!
この場合は、非常に深刻な頭皮トラブルにつながる可能性があるので、かゆみや痛みを常日頃から感じている場合は、美容師さんに”必ず”相談してください。
ヒドイ痛みや炎症を感じている場合には、とりあえずパーマは一度諦めて、皮膚科で診てもらう事をおすすめします。
痛みに個人差はあると思いますが、まずは頭皮の健康を取り戻すのが先決です。
パーマはまた次の機会にしましょう!
パーマで頭皮が痛い原因⑤ パーマする前に洗浄力の強いシャンプーをした
美容室に行くときに、人に髪の毛を触られることもあって、シャンプーをしてから美容室に出向く人も多いのではないでしょうか?
私の友人はこのタイプですが、すぐに止めさせました。
原因③の『頭皮の乾燥が進行している』のところでお伝えした通り、皮脂は保護膜の役割があります。
施術前にシャンプーをしてしまうと、頭皮が乾燥しやすいので、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。
対策は、パーマする直前にシャンプーはしない!
これからパーマ液で頭皮に刺激を与えるのですから、美容室に行く前のシャンプーは絶対にやめましょう!
美容室でもカット後やパーマ施術後にもシャンプーをしてくれます。
ですので、美容室にはシャンプーをしていかないようにしてください。
また、日ごろ使っているシャンプーの洗浄力にも注意してみてほしいです。
洗浄力の強いシャンプーには、皮脂を取り除きすぎてしまう刺激の強い界面活性剤が使われています。
この機会に、シャンプーの見直しも検討してみても良いかもしれません。
痛みを心配せずにパーマしたいなら
頭皮の健康状態を保ちましょう!
パーマで痛みを感じるのは、体調面や頭皮環境が不健康な状態である時に多いです。
つまり、あなたの頭皮の健康状態を保つことが一番の解決方法です。
おしゃれな髪型で出かけたい。
それは誰しもが思いますが、頭皮環境の悪化は思っているよりも大きな影響を与えます。
頭皮環境を悪化させてまでおしゃれするのではなく、冷静な判断で本当のおしゃれを楽しみましょう。
頭皮の健康状態を保つために
頭皮の健康状態を保つには、シャンプーは重要な役割になると思います。
なぜなら、シャンプーは毎日頭皮につけるものだからです。
もし、今あなたが日ごろ使っているシャンプーが、ドラッグストアなどに市販されているシャンプーなのであれば、成分表を確認してみてください。
ボトルの裏側に、表記されているはずです。
成分表は、配合割合が多い順に表記されているものです。
『〇○硫酸』とか、『△△スルフォン酸』などの表記があれば、石油系(高級アルコール系)シャンプーと言われる、洗浄力が強いシャンプーなので、注意してくださいね。
パーマ液がしみてジンジン痛い思いをしないで済むように、頭皮を優しくいたわる頭皮ケアを実践してみてください。
私、頭皮管理人もずっと頭皮の臭い・かゆみ・フケなどに悩んできた一人ですが、色々な方法で頭皮ケアを実践してきました。
最終的にはシャンプーを変えた事で頭皮環境は改善に向かってきていますが、あなたも自分にあった頭皮ケアの方法を見つけてくれればいいなと思います。
私が実際に試した色々な頭皮ケアの方法を紹介しておきますので、参考にしてみてくださいね(^^)/
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